社会を破壊する歪んだ「国策」と27年間対峙し一歩も譲らない団結があります。

国鉄1047名闘争 団結カレンダー

2014年版は A4冊子型 2月めくり 200円で販売中。お求めの方法はここをクリック。
放射線の被曝量を累積値で計算できるページを作りました。ご利用の際はここをクリックして下さい。
 2014年版表紙

【すべては国鉄分割民営化から始まった】

　今から27年前の1987年4月、国鉄（日本国有鉄道）が分割民営化されて現在のJRが生まれました。
　分割民営化に先立ち国とマスコミは国鉄労働者にいわれのない悪罵を投げつけながら分割民営化当然！の世論を作り上げます。 20万の国鉄労働者は時に悪質な嫌がらせによって職場から追放され最終的に10万人にまで数を減らしました。 この間に200名の自殺者が出ています。
　分割民営化に際して国は国鉄労働者を一旦全員解雇・選別の上再雇用します。 このとき国は自ら法律を破って労働者の雇用を所属する労働組合によって差別し、 国労など労働者の利益にあくまで忠実な組合の労働者から首を切ったのです。
　振り返ってみればこれがすべての始まりでした。労働組合はこの時から形骸化し、労働者の権利や団結が次々に奪われました。 悪名高い派遣労働もこのころ解禁されます。働く者から徹底的に奪い尽くし、働かない者だけが肥え太る新自由主義の始まりです。
この世界が労働で成り立っている限り労働者階級の敗北はないのです。

【しかし国鉄労働者は折れなかった】

　しかし、国鉄労働者はただ粛々と首を切られたわけではありません。 1047名の解雇者が国の不当労働行為を訴え、解雇撤回を求めて闘いました。 この戦列は23年間続き闘争団を支える支援陣形は100万とも言われます。
　2010年4月、民主党や国労本部など四者四団体の歴史的裏切りにより1047名闘争の姿は大きく変わりました。 多くの国鉄解雇者がまやかしの「和解」を涙ながらに呑むなか、あくまで自らの義を通し、自らとそして我々労働者階級全体の未来の為に闘う不屈の15名が立ち上がりました。 国鉄闘争は健在です。そしてここに働く者の未来がかかっているのです。
　このカレンダーは国鉄闘争をご存じない方に闘争の経緯とその意義をお伝えするために制作しました。 国鉄にちなんだ四季折々の鉄道写真をメインに国鉄闘争の解説や24年間の闘争から得られた教訓などを組み合わせました。
はじめは何のことかお分かり頂けなかったり、世間の「偉い」人たちから聞かされていた話とのギャップに戸惑う方もおられるでしょう。 しかし、1年をこのカレンダーとお付き合い頂き、折に触れて書かれた文言を吟味して頂ければ必ずや「なるほど一理ある」と納得して頂けるかと存じます。 国鉄闘争へのご理解とご支援をお願い致します。

【2014年版内容一覧】

工事中

【2013年版内容一覧】

工事中

【2012年版内容一覧】

掲載写真は次の通りです（詳細は以下の内容一覧をクリックしてご覧ください）。
  1. 表紙: EF65牽引の北びわこ号回送列車
  2. 2p: 国鉄分割・民営化反対第一波スト突入宣言（日比谷野音）、国鉄分割・民営化反対第一波スト
  3. 3p: 国鉄分割・民営化反対／1047名解雇撤回／新たな全国運動スタート6・13集会、原発の廃止を求めて明治公園に結集した六万の労働者
  4. 1-2月: 大糸線のキハ52
  5. 3-4月: 一目千本桜と583系新幹線リレー号
  6. 5-6月: 489系復活「白山」
  7. 7-8月: 広島電鉄被爆電車
  8. 9-10月: 津軽鉄道の混合列車
  9. 11-12月: 無彩色の世界を行く大糸線のキハ52
 月々のメッセージはは次の通りです（詳細は以下の内容一覧をクリックしてご覧ください）。
  1. 表紙: 『万国の労働者団結せよ。奪われたすべてを取り戻すために。』
  2. 2p: 『国鉄分割・民営化に端を発する新自由主義は労働者を孤立化・奴隷化し、あらゆるペテンで収奪した。福島原発事故はその帰結である。』
  3. 3p: 『資本主義は終わった。次の時代は労働者が作る。』
  4. 1-2月: 『国鉄分割・民営化絶対反対！国鉄1047名解雇撤回闘争の火を消すな！失業を作るな！外注化阻止！非正規職化撤廃！偽装請負粉砕しよう！』
  5. 3-4月: 『国鉄分割・民営化に始まる団結破壊が福島原発大事故を招いた。闘う労働組合の力で全原発を廃炉に！　ふるさとを返せ！』
  6. 5-6月: 『仲間を作ろう！労働組合の力で1％の奴らを倒そう！一人は万人のために、万人は一人のために。』
  7. 7-8月: 『すべてを動かす労働者の国際的団結こそが戦争をとめる。』
  8. 9-10月: 『闘いなくして安全なし。安全を守る力は現場労働者にしかない。』
  9. 11-12月: 『労働者を殺すのは解雇ではない。解雇を通した団結破壊だ。徹底非和解で闘えば必ず勝てる。すべてを生み出すのは労働者だから。』

【2011年版内容一覧】

掲載写真は次の通りです（詳細は以下の内容一覧をクリックしてご覧ください）。
  1. 表紙: EF5861牽引の浪漫さよなら運転（上越線）
  2. 1-2月: 大糸線のキハ52
  3. 3-4月: 福知山線脱線事故現場付近を通過する特急「北近畿」（国鉄色）
  4. 5-6月: 久留里線のキハ30三重連の水鏡
  5. 7-8月: 広島電鉄被爆電車と原爆ドーム
  6. 9-10月: 木次線のキハ28・58（木次線90周年号）
  7. 11-12月: 雪晴れのSL北びわこ号
 月々のメッセージはは次の通りです（詳細は以下の内容一覧をクリックしてご覧ください）。
  1. 表紙: 『すべては国鉄分割民営化から始まった』
  2. 1月: 『労働者を殺すのは解雇ではない。解雇を通じた団結破壊である。』
  3. 2月: 『権力は腐敗する。現場労働者こそが社会を変える唯一の力だ。』
  4. 3月: 『賃労働の本質は進化した奴隷制である。』
  5. 4月: 『闘いなくして安全なし。』
  6. 5月: 『一人は万人のために万人は一人のために』
  7. 6月: 『赤字の責任は労働者にはない。』
  8. 7月: 『事故の責任は労働者にはない。』
  9. 8月: 『労働者の団結は戦争をとめる。』
  10. 9月: 『分断を乗り越え団結せよ』
  11. 10月: 『万国の労働者団結せよ。』
  12. 11月: 『勝利の鍵は徹底非和解！』
  13. 12月: 『労働者の獲得するものは全世界である。』
 当サイトは2014年4月現在工事中です。詳細は逐次アップしますので、よろしくお願い致します。

発行/ ユニオン自立
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